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育休を取るにあたって調べたときの日記です。まだまだいろんな障壁(?)の多い男性の育休ですが、世間には少しずつ追い風が吹いているように思います。この日記を読んで「育休取ってみようかなぁ〜」ともし少しでも思って頂ければ存外の喜びです。m(_ _)m




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記事内容

2011年05月22日

【活動】

フェアな人ほど大変?〜治部れんげさん 講演会

治部れんげさんの講演会に参加してきました。タイトルは【男性のワーク・ライフ・バランス 〜「フェアな人ほど大変」なのはなぜか〜】。内容的に「人」は「男性」に置き換えてもいいかもしれません。夫が妻とフェアであろうとする、つまり共働き家庭において夫が家事育児を同等にこなそうとすると大変になる、という内容です。

治部さんは出版社に勤める一児の母。Twitterでファンになりました(僕が一方的に^_^;)。ワーク・ライフ・バランス系の話題が多いというだけでなく、仕事柄お持ちの広い人脈、アメリカ在住の経験があり日本だけでは得られない視点をもらえること、キレのある発言、そしてお子さまを愛する親としての顔 ...etc。そんな治部さんが講演会をするということで、平日ながら諸々調整して参加してきた訳です。(実際は、カレンダーに予定は入れつつも、仕事が山場で参加できるか直前までわからず、やきもきしていましたが。。)東大、という普通のサラリーマンにとっては少し非日常的な会場にて、治部さんのお話を堪能してきました。

(※注:記事は治部さんの講演会をもとに僕が感じたことを書いています。治部さんの講演内容そのものの記録ではありません。)


■家事育児を大切にして行動した男性が、どうなったか

育休を取ったら復帰と同時に左遷、体調不良の妻のために残業なくしたら査定に響いた、などの事例を挙げながら、「男性は家庭責任がない」という思い込みがある、と治部さんは言います。一方で「家庭責任があると思い込まれて」いる女性に目を向けてみると仕事上こうした処遇を受けている人は少なくないでしょう。ある意味で男女平等に扱われているのかもしれません。しかし、男性本人が家庭責任を果たしたいと感じていたとしても、こうした処遇を恐れてなかなか行動までは移せない男性は多いのではないでしょうか。男女平等参画をうたいながら、女性を労働市場に投入する施策は多く取られていますが(うまく行っているかは議論あると思いますが…)、男性が家庭に時間を割く施策がまだ少なく、これが平等参画を進める足かせになっているように改めて思いました。


■妻に対してフェアに行動しようとすると男性は大変になる

おもしろい例を挙げていました。「フィギュアスケートの写真を見て、それをフィギュアスケートだとわかる人はたくさんいる。でも、実際に滑ることのできる人は多くない。頭で分かるのと実際にやるのとは全然違う。つまり、『結婚しても仕事を続けて欲しい』『女性も社会で活躍して欲しい』と口では言っていても、それを実際にできている人は少ない。」
これを聞いて、『結婚しても仕事を続けて欲しい』と言いながら家事をやらない男性だったり(妻に仕事はさせているかもしれませんが…)、『女性も社会で活躍して欲しい』と言いながら性別で役員選別をしているエライ人だったり、そんなものをイメージしました。そうですよね、言うのとやるのとでは大変さが違います。実際にやろうとすると、最初に出した例のようにキャリアで不利になったりしますもんね。なおさら難しいです。

そこで「フェアな人ほど大変」につながるのですが、次の一文で、僕は胸ぐら掴まれてがつーんと殴られたような感覚を覚えました。

「妻に対してフェアに行動しようとすると男性は大変になる。他の男性は家事育児を妻に丸投げして仕事に没頭。キャリア投資の時間を削って家庭責任を果たす?」

恥ずかしながら我が家夫婦のモットーは「夫婦公平」です。それが、妻に対して公平にしようとすると大変になる、と宣言された訳です^_^; 自分自身は家事育児を妻に丸投げしてまでも仕事に没頭しようなんて思いませんが、丸投げにして仕事に没頭している人たちと仕事をしなければいけないのかという絶望感を感じたのかもしれません。いや、そうではなく、そんな自分自身の競争なんかより、そうでもしないと仕事で成果を出すことはできないのか?!という、この社会が求める「仕事像」への衝撃だったのかもしれません。

ここでひとつ、言葉遊びを。この一文を男女逆さまにしてみたらどうでしょうか。

「男性に対して対等に行動しようとすると女性は大変になる。他の女性は退職し家事育児に専念。子育ての時間を削って会社への責任を果たす?」

だいぶ過激な文になってしまったぞ、、と僕は感じました。元の一文を読んだときの男性の感想ってどんな感じでしょうか?「いやー、そこが難しいんだよね〜^_^;」でしょうか。男女逆さまにした文を読んだ時の女性の感想ってどんな感じでしょうか?「自分のやりたい仕事。子育てだってきちんとやりたい。そのために日々悩みながらかもしれないけど、日々工夫してます!」僕の知る女性たちならそんな感想を言いそうだと思いました。

いいんですか、それで。男性。

「男性は家庭責任がない」という思い込みをどこかに潜めて、自分の選択の余地に甘んじてはいませんか。大変になる、って女性はもうとっくに大変になってるんじゃないでしょうか。

キャリアや家庭に対する指向やバランスは、男女差ではなく個人差、だと思います。仕事で頑張りたい人もいれば、家庭に時間を割きたい人もいる。でも、それは男女差ではなく個人差ではないかと。男性は仕事をしなければいけない→仕事をしていれば良い、と変換して家事育児をするかしないかは自分で選択の余地を残していないでしょうか。本当のあなた(男性)は家庭で過ごすのが好きで、子どもの遊び心を刺激するのがうまくて、料理もすぐに覚えて、片付けも上手な人かもしれませんよ、仕事だって本当にそんなにたくさんやりたいですか。奥さまに仕事で何か困っていることがあるか聞いてみるのも良いかもしれません。もし、そこにお互いのニーズが合う部分があれば話し合う価値は大いにあると思います。


■最後に。質疑応答で

質疑応答の時間でおもしろい質問があったので紹介します。

「男性で家庭にもっと時間を使いたいと思う人が○○%、とあったりしますが、具体的に寝かしつけなのか、一緒に夕飯食べるのか、どんなレベルなのか。そこのところ情報ありますか。」

どんなレベルか人によって違う、というのがもっともな答えかもしれません。でも、それがどんなレベルだとしても「家庭にもっと時間を使いたい」と思えば、それはYesの%に算出されているということに、この質問は気付かせてくれました。「毎日保育園の送り迎えをしたい」でもYesですし、「週末くらい寝かしつけに付き合いたい」でもYesなんです。つまり、この統計で聞いていることは、あくまで希望であり、コミット(覚悟)の重さではないんです。例えると、「痩せたいですか?」と「痩せるために甘いもの1年食べずに我慢しますか?」くらい違いますね。


あなたが共働き家庭の男性なら、
家族のために何をコミットしますか?


 家を居心地良い場所にしよう!
 家族を愛そう!
 家族と笑おう!


そのために何をコミットしますか?





↓治部さんのご著書です。この講演会日記では割愛しましたが、講演会でもお話されていたアメリカのワーク・ライフ・バランス(アメリカでの夫婦への取材をもとにされています)や治部さんが「おやじの おやじによる おやじのための会社」(講演会談。笑)という環境から、いかにワーク・ライフ・バランスを考えるようになっていったか、などが書かれています。

稼ぐ妻・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換 [単行本] / 治部 れんげ (著); 勁草書房 (刊)稼ぐ妻・育てる夫―夫婦の戦略的役割交換
治部 れんげ (著)
勁草書房 (刊)



■関連リンク
治部れんげ氏 講演会 共に歩む未来のために 〜男性研究者・学生のための共同参画〜

WLB_cafeでお世話になっている @kobeni さんの日記
イクメンを目指す男子向けの講演@東大に行ってきたよ 〜治部れんげさん「男性のワークライフバランス」〜

講演会企画の @suikyo_1221 さんのレポート
共に歩む未来のために〜治部れんげさん講演会。盛会でした! けやきのき


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[Life] イクメンになるのに,強い意志はいるのか?
Excerpt: 「イクメンになるなら、強い意志を持って」 という記事を読んだ.書いてあることはよく分かる.育児を分担すると時間が無くなる.それはほんとうだ.ただし,あえて「心配していない」と言いたい. 治部れんげ氏..
Weblog: metastable blog
Tracked: 2011-05-25 23:30

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